みんな自分勝手。
いや知ってたし、僕もそうだけど。
だから人間のこと好きだったんだけど。
君の云う通り人間は人間にばかり恋してるのに
みんながみんな人間不信だなんてなんて悲劇。
腹の底なんて本当にわかんなくて他人の事とやかく言えなくて笑ってしまった。
それが人間なんだよって諭されるんじゃないかなって思って大笑いした。
僕が笑うときはいつも空気が最悪っぽい色になってておかしくって笑い続けた。
君が感じ続けてた絶望にはまだほど遠いの?
手を伸ばせば簡単に掴めるぐらいの距離なの?
知ってたことに時々気付かされて
それが馬鹿らしくて笑うんだ。
僕も自分勝手。
そう
お花はいらないから、あなたの編み上げた物語をみせて。
ハグはいらないから、生きている音を聞かせて。
お水はいらないから、あなたの好きな色の空を教えて。
キスはいらないから、その声であなたのための歌を
歌って。
ああ人間が 好きだなぁ。
ああ人間が 嫌いだなぁ。
タイムマシンを見つけたら、生まれたばかりの僕の元へ行って
さぁ 何を伝えよう。
楽に殺してあげたりなんか、誰がしてやるかよ。
呪ってやるんだ。